乙女高原フィールドノート

乙女高原での自然観察記

2008-01-01から1年間の記事一覧

通行止めなんてカンケーネエ

いよいよ乙女高原は雪の季節になりました。真っ白な雪の上に,いろいろな動物たちの足跡が付いています。まるで,白紙のページに書かれた冬の物語です。この物語を読むために,冬の乙女にいそいそと出かけます。さて,このように足跡が左右にブレずに一直線…

谷地坊主

乙女高原の湿地には,まるで「ゲゲゲの鬼太郎」の髪の毛のような「谷地坊主」がたくさんいます。谷地坊主といえば北海道の釧路湿原が有名ですが,乙女高原でも「谷地坊主,全員集合」を見ることができます。釧路の谷地坊主はおもにカブスゲだそうですが,乙…

写っちゃいました

お日様の光がほぼ真横からやってくるので,地面にあるものを写真に撮ろうと思うと,こんなふうに自分の影まで写しこんでしまいます。写真に写っている足跡はノウサギのものです。乙女の草原では,こんなふうにたくさんのノウサギたちが行ったり来たりしてい…

コケのじゅうたん

木々が葉を落とし,寒々しい景色になると,とたんにコケたちの緑のじゅうたんが目立つようになります。「モス」グリーンというより,鮮やかな若草色のコケ。この時期,コケたちが自己主張します。 どなたか名前を知っている方は,教えてください。。(2008年…

コボタンヅルの綿毛

綿毛を持った種というとタンポポが有名ですが,一口に綿毛といってもいろいろなタイプがあり,よーく見ると,それぞれに造形美があります。個人的には,コボタンヅルの綿毛とノハラアザミの綿毛が一番好きです。(2008年12月13日 観察)

シカの糞

この日は,シカの糞をたくさん見かけました。シカの糞は小さくてポロポロした感じ。まるでお菓子のような雰囲気があります。このようにまとまってある場合と,そこらじゅうにポロポロ落ちている場合とがあります。(2008年12月13日 観察)

雪の草原

本当に久しぶりに調査に入りました。 草刈り後だったので,草原が丸坊主頭みたいにきれいだったのですが,その丸坊主に降った雪が残っていました。特に,ツツジのコースには雪が多かったです。いよいよ厳しい季節がやってきました。(2008年11月29日 観察)

糞の中にゴム風船?

調査対象はテンという野生動物の糞なのですが,もちろん,目に入るもの,耳に聞こえること,肌で感じること,自分が思ったこと・感じたこと・考えたことは全て調査対象です。 キツネの糞の中に何か青いものが見えます。写真に撮った後,糞をほぐしてみました…

糞の中にお菓子の包装紙?

別のキツネの糞の中には,なにやら光沢のあるビビットな紫色が見えました。ほぐしてみると,写真のようなものでした。どうやらお菓子の包み紙のようです。コンビニやスーパーに行くたびに,お菓子売り場に行って,この包み紙の正体を探しているのですが,い…

もののけ姫の富士山

母母峠近くの岩山の上から南を見た景観です。ず---っっっと広がる森の向こうに富士山が望めます。林道がちょっぴり見えますが,家は一軒も見られません。「大昔の景観はこんなだったんだろうなあ」と思える場所です。知らず知らず,耳の中では「もののけ…

魚のうろこ?

枯れ葉から「霜」が「生えて」いました。目を近づけて見ると,とってもオモシロイ。だって,まるで魚のうろこのように見えるんですもの。六角形をしていて,その六角形の中に同心円状に六角形の模様も見えます。霜がどのように成長したかを教えてくれている…

綿あめ? 水飴細工?

乙女高原は霜柱王国です。雪があまり降らない年末なら,何段重ねもの,巨大な霜柱を見ることができます。 さて,この霜柱をじっくり眺めていると,どんなふうに出来たかが想像できます。それは,綿あめを作るのに似ているんじゃないかと思われます。ざらめを…

草ぼうぼう

この日はちょっとだけ時間ができたので,いそいで乙女高原まで行って,とんぼ返りで帰ってきました。 乙女高原最大のイベント「草刈りボランティア」直前だったので,草原は草ぼうぼうでした。こういう景観を見ると,ここが「亜高山性高茎草原(長草型の草原…

レンゲツツジの冬芽

一つの木についている冬芽を一つ一つよく見ると,大きなのと小さなのと2種類あることが分かります。大きいのは花と葉(正確に言うと,葉と茎)が入っている芽,小さいのは葉だけ入っている芽です。ですから,大きな芽がたくさんあるかどうかを見れば,翌年…

きつつきの試し掘り

冬になり,森の見通しが利くようになると,いろいろな発見が楽しめます。 きつつき類がつついた穴を発見しやすくなるのもこの時期。 近づいて観察しましたが,木に対して垂直な穴しか開いていなかったので,おそらくは試し掘り・・・というか,巣穴にしよう…

ヒメツチハンミョウのデート

この「アリを巨大化したような虫」は,早春と晩秋にしか見られません。なにもこんなに寒い時にデートしなくてもよさそうなものなに・・・と余計な心配をしてしまいます。 (2008年10月26日 観察) ※後日,神奈川の槐さんに同定を依頼したところ,この虫はメ…

ヤマナシの実

乙女高原周辺の森の中に4本のヤマナシの木があることを確認しています。そのうち一番大きな木は「森のコース」遊歩道の脇にあります。地面を探してみると,ヤマナシの実が3個,見つかりました。ほんのり甘く,いい匂いがします。ちなみに,ヤマナシにはいく…

柳平の秋

今日は3時間だけ時間が取れたので,急いで乙女高原まで行ってきました。これは,柳平の集落への入り口,鳥居峠から見た柳平集落とその奥に広がる秋の景色です。カラマツの黄葉は,乙女高原周辺の紅葉・紅葉のクライマックス。カラマツが葉を落とすと,いよい…

危うしミツバチ

昨年から草原のダケカンバの洞に巣を構えているニホンミツバチを観察しています。この日はどういうわけか,巣の出入り口付近に100頭ものミツバチが集結していました。はじめは分封(新しい女王が部下を引き連れて,新天地を目指して巣立っていくこと)かな?…

トリカブト

毒草として有名なトリカブトです。青紫がとてもビビットですし,よく見ると,花の形がとても面白いです。毒草と言われていますが,乙女高原では,シカ(だと思う)に葉が喰われ,柄と茎だけ残っているという姿をよく見かけます。 (2008年9月23日 観察)

リンドウ咲き始め

乙女高原の草原で,秋,ラストランナーとして咲くのがこのリンドウです。 最後だけあって,葉といい,花びらといい虫喰いが多くて,なかなか「傷なし」の花を探すのが面倒です。晴れると咲き,ちょっとでも曇ると閉じてしまう花です。 (2008年9月23日 観察)

はねの破れたキアゲハ

閑話休題。今日,乙女から帰ってきて,家に入ろうとしたとき,庭のマリーゴールドに降り立ったキアゲハです。なんの気なしに見ていて,びっくり。左の前翅がほとんどありません。飛んでいる最中に鳥にでも追いかけられて,噛みつかれたのでしょうか? こんな…

フユノハナワラビ

乙女の草原の草が枯れてしまうころ,このシダは青々とした葉を出しているので,とても目立ちます。今まで,フユノハナワラビの「普通の葉っぱ(栄養葉)」しか見たことがありませんでしたが,今日,初めて「胞子をつける葉っぱ(胞子葉)」を見ることができ…

道路横断中

今日は「マルハナバチ調べ隊」の日。朝,車で林道を走っていると,道路脇にヘビがいるのを発見。車を降りて,近づいてみると,どうも「ひっかかり」の無い舗装路というのは,ヘビにとって歩きにくいらしく,ニョロニョロしているわりに,前に進めないでいま…

カメムシの親子

ぼくの車はニッサンのXトレイル,冬用タイヤはミシュランのXアイス,スキー板はサロモンのXフリー・・・と,なぜか「X(エックス)」に縁があります。体にX模様がある,このジュウジナガカメムシにもなんか親しみを感じます。 それにしても,幼虫と成虫…

シカが食べたサラサドウダン

大窪山の山頂付近で,シカに皮を剥がされてしまったと見られるリョウブやサラサドウダンの木を見ました。傷口はかなり新しかったです。サラサドウダンは毒を持っているはずなのですが,皮は食べても大丈夫なのかな? それとも,シカは「毒」を「薬(たとえば…

マイヅルソウの実

今日は晴れたり雨がふったりの複雑な天気でした。 山道を歩いていて,足元に見つけた小さな小さな実。マイヅルソウの実です。真っ赤な実もかわいいけど,複雑な模様が入ったもう一個もなかなかでしょう?! (2008年9月13日 観察) →マイヅルソウの花

秋の気配

8月の後半は雨続き。なんだか雨が夏を一気に流してしまった感じがします。ススキやヤマアワなど,穂をつける草が伸びてくると,秋の気配が濃くなります。 (2008年8月31日 観察)

たこやきのこ

木の根っこから,たこ焼きそっくりなきのこが顔を出していました。たこ焼き一つの大きさは小指の先くらい。こんがりきつね色に焼けたような色といい,てっぺんに付いている紅ショウガといい,本当にたこ焼きそっくりです。なので,このきのこを「たこやきの…

オーちゃん×4

「花は(花粉を運んでもらえる)何か(その多くは昆虫)と契約を結んでいるにちがいない」というのが,ぼくの見方ですが,マルバダケブキの花には派手なシマシマ模様のオオマルハナバチ(オーちゃん)がいっぱい来ていました。きっとマルバダケブキとオーち…